今回から新しくレインボーという
一人1.5往復のカテゴリーが追加されたキャノンボールラン。
需要はあるだろうけど
3人来て良い方だと思っていたら
エントリー30人くらいあって
主催者全員、目ん玉飛び出して椅子からひっくり返りました。
その様な猛者と
酒飲んで途中で下山するといった
常連たちが集まったスタート前がこちらの写真。
前日からの雨も弱まり
レオちゃんの宣誓が皆のテンションをMAXに導きます。
宣誓が終わり
受付の片付けなどしてたら
「スタート!」って号令が聞こえます。
あれ〜、まさかの主催者置き去り(笑)
最後尾から
では、行きますか!と
コルナゴ(自転車)を肩にかけ
往路は飛ばす勇気もなく出発しました。
ちなみに今回も往復(パワー)での参加です。
毎回、そうですが
この東縦走路はいかに楽にいくかだけ考えて進みます。
一番登りの時間が長いですからね。
楽に行くのが一番です。
途中、東縦走路から見える夜景があまりにも綺麗で写真撮影。
夜パートだけの特権ですね。
東縦走路でレインボーの方達と数人すれ違いましたが
みんな元気でそうでした!
1本目は準備体操のようなものなのでしょう。
自転車を担いでるとはいえ
既に足にきている自分には理解し難い体力です。
その昔、往復を普及させようとPOWERを作り
多くの方が往復に参加してくれるようになりましたが
次は、1.5往復が人気なのかな〜。
その時に向けて鍛えとかな飽きませんな。
さて、東縦走路を抜けて
ここから自転車が活躍するパートです。
ロードバイクでエイドを楽しみながら
掬星台までクルーズできるのですから最高でしょ?
夜は、エイド少ないかな〜と思っていたのですが
ところがどっこい
写真下のように掬星台まで沢山のエイドがあり
本当に助かると同時に楽しめました!
そしてどのエイドも美味かった〜!
<写真下は一発目のエイド 名物エロ本エイドにて>
楽しいロード区間もあっという間に終わり
再び自転車担いで夜の摩耶山を市ケ原方面へ降ります。
しんどさはあまり感じませんでしたが
グングン走って行けるほどの体力もないって感じで
足の疲労が走りにブレーキをかける感じでした。
市ケ原の桜茶屋に着いたときは
結構足がしんどかったです。
ここで茹で卵を2つ食べます。
満腹感もえられるのでお勧めです!
大龍寺エイドを経て鍋蓋、菊水と登っていきます。
菊水山は、しんど過ぎて下向いたまま登り
山頂が現れるのをひたすら待つ作戦でいきます。
すると前方の方から賑やかな人の声が・・・。
おぉ、山頂にエイドがあるじゃないですか!
すげー!
ありがたや〜!
夜の菊水山は夜景も綺麗でとてもよかったす。
エイドのおかげで
菊水山をガシガシ下り
貯水池下のくしやエイドで
ボディーが味噌汁でヘッドがおにぎりという
未来の補給食を作ってもらい感動する。
お好みで一味をかけるとサンデーカップのようです。
鷹取山を迂回するため
ヒヨドリ駅から須磨アルプスまでの数キロは
2回目の自転車区間です。
迂回路のためランナーはおらず
一人旅を味わえる区間でもあります。
なのでこっそりローソンでコーヒーと持ってきたバナナパンを食べ
大会を忘れ一人旅ごっこを楽しみます。
須磨アルプスでライトの電池がほぼ無くなったので
ゴールまではゆっくり行くことにしました。
時間的にいつもと変わらないのに
何で電池がなくなったのだろうと考えてたのですが
前日に子供がライトで遊んでいたのを思い出し
やられた〜!って感じです。
暗い中進むこと1時間
旗振山に到着です。
展望台からは・・・・・見えない!
ん〜残念。
ここまで来たら
早く往路を終えたいので
最後の階段を早足でかけおります。
往路のゴールは9時間でした。
よくがんばりました!
足は結構死んでましたけどね。
ゴールしたら シラモトさんのランナーテッパンスペシャルエイドで
カレー飯を作っていただきました。
炭水化物を欲していたので
これは正直嬉しかったです。
ジップロックで作るアイデアもいいと思いませんか?
なるほど〜と感心!
自分も作ってみます!
SPEEDの受付が6時で
ゴールしたのが6時なので
カレー飯を食べたら
そのままスタートの受付作業をして
気がつけばSPEEDのスタート時間でした。
いつも通り
復路は前列からスタートして
SPEEDのトップに食らい付いて行く作戦でいきます。
写真がうまく撮れてなかったので
写真なしですが
SPEEDのスタート前列は
皆さんの意気込みが感じられて好きです!
スタートして結構なスピードで
須磨の階段を駆け上がっていきます!
さすがSPEEDの選手です!
必死に食らいつきますが
付いて行けたのは旗振り山までで
そこからは両フクラハギが
「もうダメです〜」
って、引きつりだし
いきなりきつい展開になりました。
もう少し粘れると思ったのですが
意外にダメダメなフクラハギでした。
次回までに鍛え直しておきます。
足のつりを治すため
飴をもらったり
ローソンやエイドで補給しまくりましたが
フクラハギのご機嫌は一向に治りません。
辛いの一言です。
丸山の市街地を抜けて
ヒヨドリ駅手前の坂で
自転車に乗っていたのですが
SPEEDの選手にあっさり抜かされました。
みんな速いですね。
くしやエイドでは20分ほど飲み食いさせてもらいました。
ありがたや〜!
くしやエイドで余裕をブッこいでいたのですが
次の菊水山で
この10年のキャノンボールランで一番しんどい事態に陥りました。
フクラハギはボコボコにしばかれる中で
体力、気力共に限界がやってきたのです。
こうなったら
足も気持ちも出せない。
とにかく道のりが物凄く長く感じるんです。
オレ進んでる?
振り返ると
あっ、進んでるわ!
そんな感じです。
階段の登り初めから山頂までの900mが
3000mの槍ヶ岳登ってるんじゃないかと思うくらいです。
体力以上に気が滅入ってしまい
初めて限界に追い込まれた感じがしました。
今まで幾度と往復してきて
復路の菊水山の頂上で休んだことはなかったのですが
今回は初めて山頂で腰を下ろしました。
写真を撮る余裕もなく
ただグッタリとして
何とか下りで回復してくれと祈るのみでした。
何とか鍋蓋を超えて少し回復。
市ケ原に向かう道が綺麗だったので写真を撮りました。
SPEEDの選手にガンガン抜かされていきます。
いつもなら追っかけていくのですが
その気力が全くなかったです。
悔しいですね。
市ケ原の手前にある大龍寺エイドに着いたときは
本当にほっとしたというか
ここまで来たら何とか行けるという
安堵感で少し体が楽になりました。
しかもここのエイドで補給したおかげで
体が随分と楽になり
少し力が湧いてきたじゃありませんか!
毎回、エイドに助けられ本当に感謝です。
ここから市ケ原までくだりの舗装路ですが
何とここでも
スピードの選手の方が自転車より速いじゃありませんか。
決して私の乗っている自転車が遅いわけではないのですよ!
もうどうなってるんでしょうか?
皆さんのスピード凄すぎて
だんだんと自転車乗る意味がなくなってくてるような(笑)
そして、再び戻ってきました桜茶屋。
再び茹で卵で補給して
最後の難関である摩耶山に挑みます。
摩耶山さえ抜ければ後はパラダイスなのか?
ここが踏ん張りどころと称して
がんばりました!
掬星台エイドに到着!
ここでテキーラ飲んでる人発見!
凄すぎます!
掬星台を出てサウスロードで
キャノンボールラン応援ランを動画撮影している
じゅんきち、りゅうきちさんに遭遇。
動画はこちら https://youtu.be/81-67HpFc1M
25分あたりに私も映っています。
昼のドライブウェイを流して
ゴルフ場を抜けていきます。
ここのゴルフ場を初めてちゃんとみたのですが
すごく綺麗ですね。
グリーンから海と街を一望でき
最高のロケーションじゃないですか。
聞くと紹介&会員制だとか。
どおりで高級車しか停まってないはずだ!
ガーデンテラスからは
ロードとトレイルが交差しますが
全てロードで行かせてもらいました。
もうミニトレイルに入る余裕なし!
だんだんと調子も上がってきたようで
東縦走路手前のエイドで完全補給してラストの下に備えました!
ここが最後にエイドです。
15時7分東縦走路の入り口到着!
おっしゃー!
やっとここまで来た!
見とれよ〜!
一気にやる気モードに入り
完全復活です。
気力がいかに走りに影響するかよく分かりますね。
東縦走路は余裕を持って走れました。
今回1番の走りで
岩場も鎖場もリズムよく超えていきます。
とてもいい感じです。
足が勝手に高回転していきます。
自転車の重みは全く感じず
普通に走っているようです。
テキーラが効いたのか?
いや、いや飲んでないし(笑)
前を走っているランナーを目標に
塩平寺に近づくにつれてさらにスピードが上がります。
1kmごとのラップが5分半から4分8秒に。
舗装路に出たら自転車で一気に降ろうと思っていましたが
このまま走り続けたい気持ちと
ブレーキをかけるのがしんどかったので
自転車に乗らずにひたすらダッシュしました。
最後、湯本台広場手前300mくらいかな。
川沿いの道で前方に2人走っているのが見えました。
足の回転から何とかギリギリ追いつけそうな感じです。
フクラハギがつって
千切れそうな痛みがありましたが
右がちぎれても左のフクラハギで走ってやるわ!ってな感じで
さらにスピードを上げます。
無我夢中で前方を追っかけていると
道脇に悠くん(息子)がいるではないですか!
????
iphoneの位置情報をみて
妻と応援に来てくれてました!
物凄く前方に集中していたので
前を追っかけたかったですが
ここまで応援に来てくれた息子を置いていくわけにも行かず
「まぁええか」
「息子と一緒に走ってゴールしよ!」
と気持ちを切り替え
残り100mくらいだったかな
手を繋いでゴールしました。
復路はジャスト8時間。
ゴールして一番に頭に浮かんだのが
「エイドが素晴らしかったおかげやな」です。
本当にエイドが楽しかったし美味しかった!
皆さん、ありがとうございました。
ゴール作業してると
次々とランナーさんが帰ってきます。
今回の最年長は79歳の方。
ゴールしても元気でびっくりしました。
裸足で完走した方もいるし
皆さん凄いですね。
何件かの怪我等はありましたが
ルール通り無事自力で下山して頂いた全てのキャノンボーラーに
心より感謝しています!
次回は、2020年3月21日(土)〜22日(日)に開催いたします。
案内は12月の中旬
エントリーは2020年1月6日(月)を予定しています。
来年も、是非ご参加ください。
新しい何かを考えて皆さんのエントリーをお待ちしています。
では、次回まで
ナイスRUNで!