今年の夏は暑かったですね。
そんな暑い夏の終わりかけに
奈良県の山奥にある前鬼川に行ってきた記録です。
知人のSNSで偶然見た青く透き通った川の写真。
あまりの綺麗さに魅了され
すぐさま、ネットで調べてみました。
「前鬼川」というらしい。
ほー。
ゼンキガワと読むのか。
前鬼ブルーと称されているのか!
上手いこと言うな。
場所は・・・・・奈良県かぁ。
GoogleMapで場所を調べ
このブログにもちょくちょく登場する
カズさんとアラちゃんに早速情報を送ったのでした。
そうすると、カズさんから来週行こうと!と早速返信があり
3人とも急いで道具を買い揃え
アラちゃんのキャンピングワゴンで前鬼川目指していざ出発!
神戸から奈良県までは高速ですぐですが
そこからの下道が長かったです。
行程は150kmほどですが
4時間ほどかかりました。
前鬼川に到着したのは真夜中だったので
この日は、車の横にテントを張って
ルドルフ君と寝ることにします。
そうです!
今回はなんとルドルフ君付きです。
カズさんとアラちゃんは
車の天井にテントがありそこで寝ます。
なかなかのドリームカーです。
さて、翌朝。
鳥の鳴き声と
かすかに聞こえる川の音で目覚めるという
都会では考えられない
贅沢な朝を迎えます。
森林の香り
ひんやりとした空気
かすかにモヤがかかり
ジャングルの奥深くに来た感覚になります。
準備ができたらルート確認です。
行けたら周遊、無理ならピストンという行程です。
詳しいルートは、ネットにたくさん出ていますので
チェックしてみてください。
私たちの前に2組出発していたので
後を追う様に川へ下りて行きました。
さてさてどんな川なんだろう?
ワクワクしながら下りて行きます。
わあー!
なんだこれ!
想像を遥かに超えるスケールと水の綺麗さに
口を開けたまま
しばらく棒立ちでした。
こんな場所が日本にあるのか!!
来るときは、夜中だったので景色や川の様子が分からなかっただけに
びっくり仰天具合もMAXでした。
まだ川に降りて10分もいないのに
どこを撮っても絵になる景色に3人とも興奮しっぱなしです。
ここ前鬼川は、水の綺麗さはもちろんなのですが
自然が作る造形美も有名で
それらを楽しみながら
登って行けるので
飽きさせないコースとなっているのです。
有名な所は名前が付いており
カズさんが説明してくれます。
ちゃんと下調べをするカズさんと
ぶっつけ本番なアラちゃんと私。
性格の差が面白いです。
あまりの楽しさにどんどん進んでいきますが
奥に行くにつれ
スケールが大きくなり
ルドルフが行けない箇所がいくつか出てきました。
ロープを持っていっていたので
ルドルフを吊るしたり
引っ張ったりと
3人で協力し合い
ルドルフのポテンシャルと合わせて
なんとか超えて行きましたが
途中、本気で諦めた箇所もありました。
ワンコと行くならその位険しい行程でした。
まぁ、ワンコと行く人いないと思いますが(笑)
終盤に差し掛かり
前を行くパーティーの方に
ルートについて相談すると
降るリスクを考えると
周遊した方がいいと言う事だったので
川から登山道(前鬼三重滝線歩道)を2kmほど登って
車を止めている道に出ることにしました。
結構疲れていたルドルフでしたが
帰れると思ったのか
登りの登山道をほとんど走って
あっという間に到着しました。
出てきたのは、集落みたいな所でした。
「えらく不思議な所に出てきたな〜!」
案内があったので見てみると
釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)の麓にある
前鬼山集落・小仲坊(おなかぼう)とう所でした。
聞くと、ここは大峯奥駈道を行く修行者さん達の宿だとか。
昔は、いくつかあったらしいのですが
今は、ここだけになってるとのこと。
キャノンボールランで言う所
エイドのような所でしょう。
奥にそびえる釈迦ヶ岳を見上げると
途中、ここの宿がどんなにありがたい場所なのか想像がつきました。
車での帰り
行きしは夜で見えなかった前鬼川の全貌をみることができました。
それは、素晴らしく
とても神秘的でした。
そして、楽しかった沢登り。
ルドルフもよくがんばりました。
今でも、頭に前鬼川ブルーの景色が出てきます。
そして、「大峯奥駈道」と言う修行の道にとても不思議な物を感じます。
特別な何かがあるのでしょうか?
今はよく分かりませんが
大峯奥駈道に魅せられているのは確かです。