前回の続きです。
2日目は雪の復路となりました。
タロウ駅伝監督も現場到着まで必死のご様子です。
<写真下 油コブシの階段を上るタロウ駅伝監督>
途中の展望台からは
前日同様の奇麗な朝日を見る事ができ感動しました。
<写真下 油コブシからみる朝日>
今回は寒さをしのぐ為にツェルトを立てました。
それなりに山の雰囲気が出てよかったです。
あくまでも雰囲気だけですが。
前日に見事往路優勝を勝ち取ったので
今日もいい走りで総合優勝を狙っていきました。
6区は下り区間です。
寒さ対策も必要という事で
いきなりですが常峰駅伝コーチが持って来た
カップヌードルのマッサマンカレーに決定です。
マッサマンカレーは世界一美味しいと言われるエスニックカレーです。
お湯を入れ
スタート前の待機中もエスニックな香りがプンプンしています。
準備が整い
復路スタート!
マッサマンカレーヌードルを一口食べます。
あれ?
もう一口食べます。
あれ?
もういいです。
下りを突っ込むどころか
いきなりつまずいてしまいました。
<写真下 マッサマンカレーヌードル>
順位をかなり落として
7区のセブンプレミアムでおなじみ「生姜ダレ香る豚ロース生姜焼き」にたすきを繋ぎました。
外は強烈な寒さです。
箱根カレー駅伝用語でご飯の事を路面と言いますが
あまりの寒さに路面(ごはん)が凍ってました。
カチカチの路面の上で熱々の豚ロース生姜焼きが走ります。
うまい!
タロウ駅伝監督も納得の走りです。
青山学院についで2位でたすきを繋げます。
<写真下 凍った路面を走る生姜ダレ香る豚ロース生姜焼き>
青山学院に追いつけ!
と、ここでやっとカレーの登場です。
8区をまかされたのは「男の豪菜濃旨カレー」です。
全員一致でうまい!
寒さを吹き飛ばす豪菜な走りで
グングン青山学院との差を詰めます。
このカレーは本当に美味しかったです。
しかし
健闘するも青山学院には届きません。
青山学院強し!
<写真下 男の豪菜濃旨カレーと左にちらりと写る9区でたすきを待つすみれ」
9区はサッポロの名店「すみれ」のカップラーメンです。
私も以前
横浜ラーメン博物館で食べてからファンになり
お取り寄せした事がある程大好きなラーメンです。
インスタントといえども
こってりとした味噌ラーメンの味は守られており
タロウ駅伝監督が一人で完食してしまう程のうまさです。
なんと
青山学院と同着で最終10区に飛び込んできました。
<写真下 すみれを完食するタロウ駅伝監督>
さぁ、盛り上がってきました。
アンカー勝負です!
我々も最後の一品に取って置いた
とっておきのカレーをアンカーに起用します。
最終10区に選ばれたのは「MCC ビーフカレージャワ風」です。
他の選手と大きく違うのは
缶詰に入っているという高級品であること。
しかもMCCといえばブランド品です。
お値段も他の選手を大きく引き離しています。
タロウ駅伝監督、常峰駅伝コーチ、私、誰もが
これは「うまい」と思っており
1位を確信していました。
バーナーの上で直接温めます。
相変わらずの寒さで路面(ごはん)は凍ってます。
過酷な状況で最後の戦いが繰り広げられました。
グツグツ温まったところで
ご飯と一緒にお口に運んでみました。
すると
変な味がします。
早速、
常峰駅伝コーチに連絡します。
「コーチ、お味どうです?」
「あれ?何か変な味やな!」
「やっぱりそうですよね。缶が焼けた匂いがするし、ケミカルっぽいですよね」
「これ食べたらやばいんちゃう?」
「そう思います」
「捨てろ!」
「はい!」
まさか
まさかの
調理法を誤り
最終10区で棄権してしまいました。
こんなおいしいカレーを
最後に食べられないのが残念でした。
うぅ、悔しい。
メンバー一同号泣です。
これが箱根カレー駅伝です。
まだまだ力不足でした。
最後に
タロウ駅伝監督の口から
昨年山梨学院の監督が言っていた
「過去は変えらないが未来は変えられる。一年後の未来を君たちと一緒に変えてみようじゃありませんか!」
みたいな言葉を期待したが
ドーナツをもぐもぐほうばりながら
「寒い、はよ帰ろ!」
と、ばりばりの帰宅モード。
まぁ、結果どうあれ
楽
しかったです。
しかったです。
最後まで応援、そして読んで頂いた皆さん
ありがとうございます。
では来年。
<写真下 レース後のドーナツとコーヒー>