最近、施術して思うのだが20代若者の腰痛が多い。
確かに腰痛は、どこの治療所でもだんとつ多い症状なのだが若い20代が腰痛に悩まされているのは、ちょっと残念なようなかわいそうなような感じ。
ダーウィンの進化論にあるように、腰痛は四足方向から二足歩行に進化した人間の宿命だ!という意見もあります。二足歩行で上体が起き上がる事により、負担が腰にかかり、すべり症やヘルニアを引き起こすと言う考えです。確かに腰に負担をかけるとそのような症状になる確立は高いですが、それが二足歩行により引き起こされるかは定かではなく、あてはまらないことも多く一概にはそうとは言えないのです。
腰痛の痛みを上記に記したすべり症やヘルニアなどの変形やズレによる痛みと、そうでない痛みに分けてみましょう。
20代の腰痛に多いのは後者の方。
変形やズレの痛みは、文字通り変形やズレにより神経などが圧迫されることが原因。では後者の痛みの原因は何なんでしょうか?ちょっと考えてみましょう!
20代。
若い。
無理が利く。
長時間の運転や前かがみによる作業で腰の筋肉が固くなっても頑張るんです。
だって若いもん(笑)
その結果、20代の皆さんに共通して言えるのは腰の「酸素不足」になってしまっていることがほとんど。
酸素不足?
なんだそれ?
先ほど、記した変形でもズレでもない痛み。病院に行くほどでもないけどなぜか痛い!という痛みですね。このような痛みのほとんどは、実は酸素不足から来る信号なんです。
人間が酸素を吸って生きているように、身体の中の筋肉や細胞は酸素を必要とします。例えば、腰の筋肉が固いと血液が流れにくくなる(血管が圧迫される)ので十分に酸素が運ばれないんですね(血液循環不良)。そうなると、疲労物質がたまると同時に、酸素が来てませんよという信号が痛みとなって出てきます。
似た症状に頭痛があります。これは頭に異常がある場合を除くと、ほとんどが首や肩の凝りにより酸素が十分に脳に運ばれない血液循環不良です。
なのでまずは腰の血液循環を良くする事が大事。
それは、整体で筋肉をほぐす事や風呂に入って温める事でもいい。
酸素を送ってやるんです。
そして、ダメージを受けた筋肉を修復するのは食べ物であ〜る。
そう!
栄養補給を忘れてはいけない。筋肉そのものが元気よく活動するために46の栄養素を送りこむでやらなれればなりません。
私たちの身体は全て食べ物でできてます。ダメージを受けたところは食べ物で治す。これが忘れてはならない身体の修復メカニズム。
20代は若い!なんでガンガン働いてもらって結構。若いので疲れを少々貯めるのもいいでしょう!でもね、働きづくしはNGです。たまには自分の身体の声も少し聞いてあげることを身につけてくださいな。