数年前、高速道路から見える岩場に魅せられ、帰宅後にネットで調べ、さっそくルドルフと登りに行った山があります。
それが「三頭山」でした。
なんとも険しい山でしたが、そこから見える景色や山の雰囲気が気に入り、以後ずっと再度登りたいと思っていました。幾度となく車で三頭山の横を通り過ぎましたが、なんとなく気持ちが向かず、行けずじまいでした。皆さんもこのような経験あると思います。行けるんだけど行ってない山ありませんか?
そして先日、思い腰を上げて4年ぶりかな、三頭山にルドルフと行ってきました。
さて当日、山頂から朝日を拝もうと思っていたのですが、なぜか1時間ほど寝坊し、朝日を逃すも急いで支度し、車にルドルフ乗せて丹波市に向かいました。

懐かしい駐車場に車を停めて、急いでルドルフと登山道へ。開始早々、急登で「山岳訓練所」の看板があり険しさを物語っています。ルドルフは調子がよさそうで、グイグイ私を引きながら登っていきますが、こちらは足の調子を悪くし練習不足もあっていっぱいいっぱい。胸が苦しく呼吸するので精一杯でした。

尾根に出ると向こうに雲海が少し見えます。天気は晴天で文句ありません。言うまでもなく最高です。すぐに胸のポケットからスマホを取り出し、シャッターボタンを押します。以前は重い一眼レフを片手に持ち写真を撮っていたのを思うと随分と楽になったものです。動画も4Kで画質が綺麗ですし、ルドルフを追いかけながら動画を撮ってもブレません。4年前に来たときは、ジンバルにカメラを取り付けて動画を撮っていたのが懐かしかったです。

随分と身軽に行動できるようになったのもあり、尾根沿いを気持ちよく走り山頂へやってきました。懐かしい山頂。ここから朝日を拝んで朝食を食べる予定だったのですが、すでに太陽は頭の上にあるし、先に進むことにしました。
今度は、一気に降ります。ピョンピョンと跳ねながら降りるルドルフと対照的に、足の調子が悪い私は、よちよち歩きで木につかまりながら降りていきます。途中、木々の間から見える景色に「やっぱ来てよかった。やっぱ三頭山ええな」とうなずきます。

尾根沿いを気持ちよくルドルフと走ります。倒木をジャンプしバンクを蹴って曲がっていきます。そーいえば、前回は、分岐も分からないほど雪で一面真っ白だったかな。前回は前回で楽しかったが、今日は今日で気持ちよく走れて楽しい。
ウキウキ走っていると、あっという間に下山ポイントである分岐まで来てしまった。もう少し走りたいが時間的に今日はここで下山しよう。そう、寝坊のせいだね。寝坊がなかったら確実にもう一山超えてました。でも今日はこれでいい。十分綺麗な景色を見れたし、楽しかったので満足です。

下山し林道横で少しルドルフと休憩。太陽の日差しがもう暑く風が気持ちいいくらいでした。

駐車場に近づくにつれ、朝食を食べたいルドルフは急ぎ足。車に戻ってくると扉をクンクン嗅ぎながら、早く扉を開けて食べさせろ!と催促してきます。朝食を与えながら、ジェットボイルでコーヒーを沸かし、ホッと一息つくのがなんともいえない至福の時間です。
次は、今年の冬か来年かな(夏はダニが多いので山は避けているのです)。その時は、寝坊しないで大回りで行こう。
インスタグラムに今回の動画を少し載せています→動画