今回、私の目標である
六甲縦走5時間台で走るために
週1〜2回走り込み
食事も考え
1本7500円もする
スーパーエナジードリンクも手に入れ
全てをキャノンボールに合わせていきました。
もちろん
当日はすこぶる調子良く
昨年の記録から14分早く走るだけでいいので
「5時間台は楽勝だな」と余裕ぶっこいでいました。
ところがどっこい
スタートしてハイスピード・キャノンボーラーが
予想以上に速い速い!
「少しオーバーペースだけどまぁいいか」
そんな感じで走っていたら
菊水山の登りで右のふくらはぎが
「もうすぐつりますよ〜」
とピクピクしてきた。
「あちゃ〜、ここで?まだ菊水の登りやで!」
と、つっこみながら
少しペースを落とし菊水の登りを14分で通過し
ゆっくり行ったら回復するだろうと思い
菊水山を控えめに下ることにしました。
が!
やはり
菊水山にも3つの坂がありまして
上り坂!
下り坂!
まさか!
そうです!
まさかのふくらはぎ
「つりびや〜ん」
しかも、ダブル(両足)で
オプション・サービスで内転筋も
「つりびや〜ん」
その瞬間
走ってる状態からいきなり正座になって両ヒザ着地ですよ(笑)
ズサー。
でも、気が張っていたので
すぐに立ち上がりまた走り出しました。
足はまだピクピクしてます。
そよ風がふくらはぎに当たるだけでつりそうでした(笑)
この頃から少し気持ちが折れ始めてきました。
鍋蓋山をフラフラ走っていると
目の前に私の大好きな言葉
「走らんかいっ」
の横断幕が見えた!
K.KATOさんだ!
ぐっさーと刺さるこの言葉と
K.KATOさんと握手を交わした事で
もう一度元気が出てきた!
偏見かもしれないが
トレイルランナーたるもの
坂道も走れなくてどうするんだ!
というのが私の考えで常に走る事を目指しているのです。
まだまだ私は歩いてばっかりだけど
トレーニングでも常にその事を念頭に置いているのです。
レースは後半戦の摩耶山に入り登りが一段とキツくなります。
登りながら今大会2位のカッチンさんの走りが頭から離れない。
前半の集団から
「僕、少し前に行きますね」
と言ってウサギのようにピョンピョン跳ねながら登りを走って行った。
正直
「カッチンさん、終わったな」
って思ったけど彼のポテンシャルはそんな低くはなく
そのまま2位ゴール(5時間20分)
凄いです!
そのリズミカルな走りとポテンシャルの高さに驚いて
それが摩耶山の登りでクルクルとリピートしていたのです。
私の「忘れられない走りフォルダー」に入れさせてもらいます。
摩耶山通過が3時間半くらいでした。
頂上でジュンマン君にストレッチしてもらいまた走り出す。
アゴニー坂を越え
いつもはサウスロードに入るが今回は正規のルートを通り舗装路に出る。
そこからひたすらロードを走ります。
走って
つって
止まって
座る
これを繰り返しながら進む。
足を引きずり走る私に追い
討ちをかけるように
討ちをかけるように
今度は腹痛がやってきた。
ガーデンテラスを超えたところでついに
気持ちが切れてしまいました。
「走らんかいっ」
の言葉が頭をよぎるのですが
思いと筋肉がまったくつながりません。
こんな事初めてだったんです。
レースはハセツネとキャノンボールしか出てないですが
必ず
「脚の1本や2本失っても平気だし必ず勝つ!」
と、思って走っていたし
前に進めていたのですが
今回はその負けん気が消失してしまいました。
自分に負けたら最後
もう走れません。
どんなにいいサプリを摂っても走れない!
一軒茶屋で倒れ込み空を眺めながら10分ほどウダウダする。
「ここから猛ダッシュでいったら、まだ5時間台は出るなぁ・・・・」
そんな事を思うと寝ている自分も嫌になり軽くまた走る。
ふくらはぎは
「もう、限界でっせ〜」
と言っていたけど無視することにしました(笑)
今回は「気持ち」がいかに大事なのかを思い知らされました。
どんだけいい準備しても気持ち一つで天と地ですね。
体が限界になった時
そのレースにかける「気持ち」や「思い」が走らせてくれるのだと!
そーいう意味ではスタートの甘い気持ち(5時間楽勝)が私の最大の欠点でした。
走るたびに勉強させられます。
ゴールは6時間33分。
あまり納得のいく走りではなかったけど
ビールは美味しく頂きました(笑)
6人で生ビール20杯!
本当、走ってるときの辛さなんてすっかり忘れて
打ち上げでも4時間飲みっぱなし!
すごく楽しかったです!
六甲縦走5時間台は次回に持ち越しでですが
必ずやってみせますよ!
ありがとうございます!
<おまけ>
今回も2分程度で動画を作りました。
切って貼付けた簡単な動画ですが
後日、動画担当しんちゃんがもっといいのを作ってくれますのでお楽しみに!